石川県・七尾市・龍門寺

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【 概 要 】−案内板によると「 開山は、喜叟宗津(真)、文明5年(1473)で山名物「ナガマシ」の元祖といわれる酒見助右衛門の発願と「魚寄せ大槻木」一本で建てられた宝形型の本堂である。4代七尾城主義元の菩提寺三井の興徳寺を吸収しているので、寺宝として畠山氏の古文書が多く、七尾城研究には欠かせない寺院である。等伯の達磨図は有名。」とあります。長谷川等伯は戦国時代から江戸時代初期にかけての絵師で、狩野永徳、海北友松、雲谷等顔らと並び称される存在でした。天文8年(1539)に七尾城の城主畠山家の家臣奥村文之丞宗道の子供として生まれ、染物屋を営む長谷川宗清の養子となりました。長谷川家は染物業の傍らで仏画を描いていた家柄だった事から等伯も大きく影響され、当時の七尾城下は畠山氏の尽力により「小京都」と呼ばれる程に繁栄した事もあって数多くの等伯の作品が残されました。竜門寺に残されている「達磨図」は等伯若年時(信春時代)の作品とされ、紙本墨画、縦71.0cm、横56.7cm、昭和53年(1978)に石川県有形文化財指定されています。竜門寺は七尾二十四ヵ所地蔵尊札所第六番に選定されています。
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