石川県・加賀市・山名温泉・温泉街

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【 概 要 】−山中温泉(石川県加賀市山中)は松尾芭蕉縁の温泉で、一般的な日本三名泉では草津温泉(群馬県吾妻郡草津町)と有馬温泉兵庫県神戸市北区有馬町)、下呂温泉(岐阜県下呂市幸田)を指しますが芭蕉は日本三名泉の下呂温泉ではなく山中温泉を挙げ、扶桑三名泉として讃えています。扶桑とは日本の古い異名の一つであり、芭蕉にとっての日本三名泉は草津温泉、有馬温泉(、山中温泉という事になります。又、奈良時代の高僧である行基菩薩が山中温泉を発見したというのも不思議な縁で(山中温泉は名僧行基菩薩が菅生石部神社に参拝に訪れた際、紫雲が棚引くのを見付け、当地に導かれ源泉を発見したと云われています。※菅生石部神社は延長5年:927年に編纂された延喜式神名帳に記載されている式内社、加賀国二之宮、国幣小社)、日本三名泉の草津温泉は養老5年(721)に行基が仁恵が溢れ出す霊地から源泉を発見したと伝わり(温泉街に境内を構える光泉寺の寺伝「温泉奇功記」により)、同じく日本三名泉の有馬温泉は、神亀元年(724)に伊丹の昆陽池に出現したみすぼらしい姿をした病人に有馬温泉まで導かれ、温泉街を再興したとの伝承が残され「三恩人」として現在でも讃えられています。行基は山中温泉では医王寺、草津温泉では光泉寺(湯畑を見下ろす高台に位置)、有馬温泉では薬師堂(温泉寺:有馬温泉の温泉街に位置)を温泉街に創建し、それぞれ薬師如来像を祭った事から日本三大温泉薬師とも云われます。

現在の山中温泉の温泉街は「南町ゆげ街道」として整備され、各店舗は瓦屋根など和風調のまとめる事で統一性のある温泉街となっています。温泉街には山中漆器や、九谷焼、ギャラリー、飲食店などが軒を連ね、中心に鎮座している長谷部神社には山中温泉を中興したと伝わる長谷部信連(鎌倉幕府御家人)が祭られています。

周辺には温泉街が多く粟津温泉、片山津温泉、山代温泉、山中温泉が加賀四湯と呼ばれ加賀温泉郷を形成しています。それぞれ、泉質効能が異なる事から四湯四養とも云われ、それぞれの温泉を楽しむ事が出来ます。

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